バカラとタロット占い

■カバラとタロット
カバラとは、神から伝授された知恵或いは、師匠が弟子に伝承した神秘という意味が用いられています。カバラは、ユダヤ教の伝統に忠実な側面を持というという点においては、他の宗教の神秘主義思想とは異なります。本来のカバラは、ユダヤ教の律法を遵守することと、神から真実を学ぶことを目的としています。

■カバラ思想のタロット
カバラの思想体系をタロット占いに盛り込んで、カバラを理解するためにタロットを作ったのが、アーサー・エドワード・ウェイトです。この人は、黄金の夜明け団という隠秘結社で、マルセイユ版というタロットカードに対して、カバラの思想を用いたタロットを共同作製した文筆家です。そしてそのタロットカードの絵を描いたのが、パメラ・コールマン・スミスという女性です。ウェイト・スミス版のタロットカードは、ロンドンにあるライダー社という印刷会社が最初に作ったもので、一般的にライダー版と呼ばれています。

■愚者
20世紀に出来上ったタロット占いは、「フール(愚者)」を馬鹿とか気違いと呼んでしまったりしていました。日本では愚者と訳されていますが、愚者は実は巡礼者を意味していると言われてます。書かれている絵を見ると、ヨーロッパの聖地を巡礼する旅人に見えませんか。愚者は、フランス版では、「Le MAT」と言います。この言葉の意味は、フランス人に聞いてもはっきりとした答えは返ってきませんが、馬鹿という意味ではありません。それから、傍に書かれている犬は、旅に出たいという自分の心の内を表しているとも言われています。旅人の目線の先は、天を向いていることからも、聖地を目指していると解釈する人もいます。

■生命の樹(セフィロトの樹)
カバラを説明する際に、セフィロトの樹は、避けて通ることのできないものです。これは、神話とか宗教的なシンボルとして、世界各地で出現しています。その影響力を拡大して、段々とセフィロトの樹は研究対象となってきました。有名なのは、アダムとエバのエデンの園に出てくる知恵の樹(セフィロトの樹)とその実です。これは、タロット占いのラバーズにも同じように書かれています。他にも、聖ヨハネの黙示録にも書かれていますし、エジプト神話、インドの聖典のヴェーダや、インデアンの逸話、釈迦の菩提樹、イスラム教の天上の樹等は、全てセフィロトの樹の影響があるとされています。このセフィロトの樹を分かりやすく覚えるために、タロット占いが用いられているのです。

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